本記事では、定番のターミナルエミュレータである「Tera Term」で、自身が契約しているXSERVERにSSH経由で接続する方法を紹介します。
確認する情報
まず、Tera Term で接続するためには、必要な情報を確認します。
- ホスト名
- SSH接続設定
- TCPポートのポート番号
- ユーザー名
- 秘密鍵のダウンロード
順番に上記情報を確認する方法を説明していきます。
1. ホスト名を確認する
まず、ご自身でレンタルしているサーバーのホスト名を確認します。
XSERVER の ServerPanel にログイン後、サーバー情報をクリックし、下記の画面を表示します。
下記画面の「ホスト名」を確認します。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-1.png)
2. SSH接続設定
次にレンタルしているサーバーがSSH接続可能になっているか確認します。
契約して特に何もしていない場合、SSH設定は「OFF」になっているので、「ON」に変更します。
XSERVER の ServerPanel を開き、「SSH設定」をクリックすると下記の画面が表示されます。
「ONする」にチェックを入れて設定します。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-2.png)
3. TCPポートのポート番号を確認する
次に、TCPポートのポート番号を確認します。
実は、こちらのポート番号は上記のSSH設定画面で確認できます。
XSERVERの場合、【10022】の固定値となっているようです。
4. ユーザー名を確認する
ユーザー名は、XSERVERアカウントにログインすると確認できます。
XSERVERアカウントログイン後のサーバーIDが、ユーザー名になります。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-3.png)
5. 秘密鍵のダウンロード
SSH設定を「ON」にした後に、「公開鍵認証用鍵ペアの生成」を行います。
XSERVER の ServerPanel にログイン後、
SSH設定の公開鍵認証用鍵ペアの作成タブをクリックします。
次に、任意のパスワードを設定し、鍵を生成します。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-4.png)
Tera Term から SSH 経由で XSERVER に接続する
Tera Term から SSH経由で XSERVER に接続するために必要な情報が揃ったので、
実際に接続していきます。
Tera Term を起動
Tera Term を起動します。
ホスト名、TCPポート番号を入力
下記の「新しい接続」のウィンドウが表示されたら、「ホスト」に確認したホスト名を入力します。
次に、TCPポートに【10022】を入力します。
最後に、サービスの「SSH」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-5.png)
もし、「セキュリティ警告」ウィンドウが表示されたら、デフォルトのまま「続行」をクリックします。
ユーザ名、パスフレーズ、秘密鍵を入力
「SSH認証」ウィンドウが表示されたら、ユーザ名には「4. ユーザー名を確認する」で確認したサーバーIDを入力します。
次に、パスフレーズには秘密鍵を生成する時に設定したパスワードを入力します。
最後に、認証方法で「RSA/…を使う」にチェックを入れ、ダウンロードした鍵を選択し、
「OK」をクリックします。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-6.png)
下記のウィンドウが表示されれば、無事に接続完了です。
![](https://saigusalife.com/wp-content/uploads/2021/01/image-7.png)
参考文献
・「XSERVERにTeraTarmでSSH接続する方法」,<https://neko-py.com/xserver-teratarm>2021年1月23日アクセス.
余談
Tera Term 起動時に、毎回ポート番号を入れるのが面倒でしたので、
私はTera Term の実行ファイルがあるフォルダ内の「TERATERM.INI」を下記の通りに変更しました。
変更前:TCPPort=22
変更後:TCPPort=10022