仮想接地とは何か分からず、
困っていませんか?
オペアンプの回路でよく出てくる用語ですが、
「なぜ0Vになるのか」「本当に接地しているのか」が
分かりにくいと感じる方も多いと思います。
この記事では、仮想接地の意味や仕組み、
仮想短絡との違いについて初心者向けに分かりやすく解説します。
仮想接地とは
仮想接地とは、オペアンプの反転入力端子が0Vとみなせる状態のことです。
つまり、仮想接地とは「つながっていないのに0Vになる状態」です。
実際にGNDに接続されているわけではありませんが、
回路の動作上、0Vとして扱うことができます。
「つながっていないのに0Vになる状態」と考えると分かりやすいです。
なぜ仮想接地になるのか
仮想接地は、仮想短絡によって入力端子の電圧が等しくなることで成立します。

非反転入力が0Vに接続されている場合、
反転入力も0Vになります。
その結果、反転入力が0V(仮想接地)として扱われます。
仮想短絡との違い
仮想短絡は「電圧が等しい状態」、
仮想接地は「0Vとみなせる状態」です。
仮想短絡 → V+ = V-
仮想接地 → V- = 0V(条件付き)
仮想接地は仮想短絡の結果として現れる状態です。
どんな回路で使われるか
反転増幅回路では、非反転入力が0Vに接続されているため、
反転入力は仮想接地となります。
これにより、回路の解析が非常に簡単になります。
反転増幅回路の記事はこちら
仮想接地のメリット
仮想接地を利用することで、回路の電圧や電流の計算が簡単になります。
(仮想接地により、電流の流れを抵抗だけで考えられるため、回路解析が大幅に簡単になります。)
反転増幅回路では、入力電流を抵抗だけで計算できます。
成立条件
仮想接地は以下の条件で成立します。
・負帰還がかかっている
・オペアンプが飽和していない
・非反転入力が0Vに接続されている
これらの条件が満たされない場合、
仮想接地は成立しません。
よくある疑問
Q:本当に電流は流れない?
入力インピーダンスが非常に高いため、
反転入力にはほとんど電流が流れません。
Q:実際にGNDと同じ?
電圧は0Vですが、
物理的には接続されていない点が異なります。
まとめ
・仮想接地は0Vとみなせる状態
・仮想短絡によって成立する
・主に反転増幅回路で使われる
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