入力インピーダンスとは何か分からず、
困っていませんか?
オペアンプの回路を理解するうえで重要な概念ですが、
「電流が流れないってどういうこと?」と疑問に思う方も多いと思います。
この記事では、入力インピーダンスの意味や役割、
回路ごとの違いについて初心者向けに分かりやすく解説します。
入力インピーダンスとは
入力インピーダンスとは、入力に対する電流の流れにくさを表す値です。

別の言い方で言うと、入力インピーダンスは「信号をどれだけ邪魔しないか」を表す指標です。
なぜ入力インピーダンスが重要なのか
入力インピーダンスが高いほど、
信号源から電流をほとんど引き込まないため、
元の信号をそのまま扱うことができます。
入力インピーダンスが低い → 信号が崩れる
入力インピーダンスが高い → 信号をそのまま扱える
「信号を邪魔しない性能」と考えると分かりやすいです。
オペアンプの入力インピーダンス
理想的なオペアンプでは、入力インピーダンスは無限大とされます。
そのため、入力端子にはほとんど電流が流れないと考えることができます。
例:
1V入力で1μA流れる → 1MΩ(入力インピーダンスが高い)
1V入力で1mA流れる → 1kΩ(入力インピーダンスが低い)
仮想短絡との関係
仮想短絡では入力端子の電圧が等しくなりますが、
入力インピーダンスが高いため電流はほとんど流れません。
仮想短絡に関する記事はこちら
回路ごとの入力インピーダンス
反転増幅回路
入力インピーダンスは入力抵抗R1とほぼ等しくなります。
入力電流が抵抗を通るためです。
反転増幅回路に関する記事はこちら
非反転増幅回路
入力インピーダンスは非常に高くなります。
入力端子に直接信号が入るためです。
非反転増幅回路に関する記事はこちら
計算例
例えば、入力電圧が1V、入力電流が1μAの場合、

このように、入力インピーダンスは非常に大きな値になることが多いです。
よくある疑問
Q:なぜ無限大と考えるの?
解析を簡単にするためであり、
実際には非常に大きな値(数MΩ〜GΩ)となります。
Q:低いとどうなる?
信号源から電流を多く引き込んでしまい、本来の信号が変化してしまいます。
入力インピーダンスが高いほど、信号源に負担をかけずに正確な信号を扱うことができます。
まとめ
・入力インピーダンスは電流の流れにくさを表す
・オペアンプでは非常に高い
・回路によって値が異なる
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