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差動増幅回路とは?仕組み・特徴・動作原理を初心者向けにわかりやすく解説

2. 電子回路

差動増幅回路は、センサ信号の増幅やノイズ除去など、
実際の電子回路でもよく使われる重要な回路で、
2つの入力信号の「差」を増幅する回路です。

オペアンプ回路の基本として非常に重要であり、
ノイズに強い回路としても広く利用されています。

この記事では、
差動増幅回路の仕組みや動作原理を
初心者向けにわかりやすく解説します。

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差動増幅回路とは

差動増幅回路とは、
2つの入力信号の差(差動信号)を増幅する回路です。

出力は以下のように表されます。

Vout = A × (V2 – V1)

回路構成

差動増幅回路は、
オペアンプと4つの抵抗で構成されます。

抵抗の比を揃えることで、
正確な差動増幅が可能になります。

動作原理

差動増幅回路では、
2つの入力信号の差だけが増幅されます。

両方の入力に同じ信号(同相信号)を与えた場合、
理想的には出力は0になります。

例えば、外部ノイズのように両方の入力に同じ信号が入る場合、
差動増幅回路ではその影響を抑えることができます。

単一入力との違い

通常の増幅回路は1つの信号を増幅しますが、
差動増幅回路は2つの信号の差を増幅します。

この違いにより、
ノイズの影響を受けにくくなります。

利得(ゲイン)

差動増幅回路のゲインは、
抵抗の比によって決まります。

Rf/R1の比を調整することで、
任意のゲインを設定できます。

同相除去比(CMRR)とは

同相除去比(CMRR)は、
同じ信号(ノイズ)をどれだけ除去できるかを示す指標です。

値が大きいほど、
ノイズに強い回路になります。

メリット・デメリット

メリット

・ノイズに強い
・微小信号の検出に適している

デメリット

・抵抗の精度に影響される
・回路がやや複雑

LTspiceで確認してみよう

LTspiceを使うことで、
差動増幅回路の動作を確認できます。

2つの入力に異なる信号を与え、
出力の変化を確認してみましょう。

以下の例では、ゲイン1で試しています。
+側に振幅1の1kHzの交流電圧(180°ずらした)を入力として与え、
-側に振幅1の1kHzの交流電圧を入力として与えています。

シミュレーション結果は以下のようになります。
黄緑の波形が+側の入力で青い線が-側の入力です。
赤い波形が出力となっており、黄緑から青線の引いた値が赤線になっているのがわかります。

応用として、
同じ信号を入力した場合、
出力がほぼ0になることを確認してみましょう。

これにより、
差動増幅回路がノイズに強いことが実感できます。

シミュレーション方法は、こちらの記事で解説しています。
 → LTspiceのシミュレーション方法

LTspiceの波形の見方はこちら
 → LTspiceの波形の見方

応用例

差動増幅回路は、
以下のような用途で使われます。

・センサ信号の増幅
・ノイズ除去
・計測回路

次にやること

差動増幅回路を理解したら、
オペアンプの応用に進みましょう。

 ・Sallen-Keyフィルタとは?

まとめ

・差動増幅回路は2つの信号の差を増幅する
・ノイズに強い回路である
・オペアンプ回路の基礎として重要

まずは動作原理を理解し、
LTspiceで確認してみましょう。

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理解を深めたい方はこちら

Sallen-Keyフィルタとは?

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