LTspiceで回路をシミュレーションしても、
「波形が変化しない」と悩んだことはありませんか?
その原因の多くは、
電源の設定にあります。
この記事では、
LTspiceでよく使われる「PULSE電源」の使い方を、
初心者向けにわかりやすく解説します。
PULSE電源とは
PULSE電源とは、
電圧が時間とともに変化する電源です。
一定の電圧ではなく、
0Vと5Vのように切り替わるため、
回路の動作を確認しやすくなります。
なぜPULSE電源が必要か
DC電源(一定電圧)の場合、
電圧が変化しないため、
コンデンサの充放電などの動作が確認できません。
そのため、
時間変化を与えるPULSE電源を使用します。
PULSEの基本構文
PULSE電源は以下の形式で設定します。
PULSE(V1 V2 TD TR TF PW PER)
各パラメータの意味
V1:初期電圧
V2:最大電圧
TD:遅延時間
TR:立ち上がり時間
TF:立ち下がり時間
PW:ON時間
PER:周期
具体例(RC回路)
以下の設定を行うことで、
コンデンサの充放電を確認できます。
PULSE(0 5 0 1u 1u 5m 10m)
0Vから5Vに変化する電圧を入力することで、
RC回路の動作が確認できます。
波形のイメージ
電圧が矩形波のように変化し、
ON/OFFを繰り返します。

よくある設定ミス
周期が長すぎる
周期が長すぎると、
変化が確認できません。
Stop Timeが短い
シミュレーション時間が短いと、
途中で終了してしまいます。
立ち上がり時間が大きすぎる
立ち上がり時間が長いと、
きれいな矩形波になりません
次にやること
PULSE電源を使えるようになったら、
RC回路やフィルタ回路の動作を確認してみましょう。
まとめ
・PULSE電源は時間変化する電圧
・回路の動作確認に必須
・基本構文を覚えることが重要
まずは実際に設定して試してみましょう。
